万博ネパール館、2億円で買って…本国輸送費を節約(読売新聞)
これをつくるためにどんだけの木を伐さゲフンゲフン
万博ネパール館、2億円で買って…本国輸送費を節約(読売新聞)
ネパール館で再現された14〜15世紀の寺院が2億円で売りに出されている
パビリオンの目玉を売ります――。愛・地球博(愛知万博)に参加しているネパールが、同国館内に再現した仏教寺院を2億円で売り出している。
閉幕後の移築計画がなく、解体して本国へ運ぶと輸送費が約800万円もかかることなどから、「自国の誇る文化を日本に残したい」という。
金色の屋根が見事な寺院は高さ約8・5メートル、広さは16平方メートル。14〜15世紀の建築様式で、約200人の職人がヒマラヤで切った木材に彫刻や金細工を施し、1年がかりで完成させた。1本もくぎを使わずに組み立てられ、梁(はり)の部分に彫った仏像8体は、表情がそれぞれ異なるなど手が込んでいる。建築費は1億円以上かかった。
ロシャン・シャキヤ館長(36)は「移築、組み立て費を含めて金額を設定したが、1億5000万円までは値引きも考える」と話している。
[読売新聞社:2005年04月13日 03時21分]